SOURCE objects

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Gabriella Kiss

my favorite rings 2021.5.30

こんにちは。今年の初めよりSOURCEのスタッフに加わりました、上野です。突然の質問ですが、皆さんはお気に入りのジュエリーを持っていますか?

私としては、その時々で「これは一生もの」と手に入れてきたつもりなのですが、やはり年齢を重ねていくと自分に似合うものが見事に変化していくんですよね。それぞれに思い入れはありますが、手放していくものと残していくもの、面倒だけれど精査していくことは大切なことだなと、最近ふと思いました。

SOURCEの店内で一際目を惹くブランドであった「Gabriella Kiss」。
色とりどりのカラーストーンが柔らかい曲線の枠にセッティングされたリングやダイナミックなデザインのピアス、ユニークなモチーフ。店内に花を添える存在です。

最近、ずっと気になっていたリングを迎え入れることが出来ました。Black Spinelという、黒い石のリングです。貞淑な女性のようにシックで密やかな佇まいが、カラフルな石たちに紛れず凛としていて目を惹きました。実際に着けてみると、楕円の加減もよく、縦にセッティングされた石が指を細く長く見せてくれます。

Gabriella Kissのアイテムはカボションカットが多用されています。貴金属に用いられている石の印象は、輪郭を多面体に研磨され輝いているイメージですが、カボションカットはつるりとしたドーム型になるような研磨の為、石本来の色味やインクルージョンの表情が豊かに出るような気がします。モチーフの石は大きめですが、そのせいか何となく大らかで、シンプルな石枠やアームの太さもバランスが絶妙です。

これだけ並んでいると、特に女性は胸が躍りますよね。どれが似合うかなと、スタッフ同士でたまにはしゃいでしまいます。

Gabriella Kissのリングは重ね付けがしやすいような作りにもなっているので、他のカラーやスタイルとも合わせていただけます。人によって勿論好みは違いますが、例えば地金メインのデザインが好きな人は、あまりカラーが主張しないようなものを選んだり、ビビッドな色を差し色にしたい人もいます。実はどちらもSOURCEスタッフのことなのですが(笑)
スタッフの福山さんは、マニッシュな服装に合わせボリュームのあるものや少し無機質なジュエリーを合わせることが多いので、着けるならクリアなクオーツや、落ち着いたダークカラーの石を取り入れたい様子。私はビビッドな色を組み合わせたり、ダイヤモンドではっきりとしたコントラストを出すのが好きなので、今のところ考えているのはルビーやエメラルドです。様々な色や形の中から選んだ理由が、その人のポリシーだったり、人柄も垣間見えるので面白いです。

オーナーでありバイヤーの杉山さんは、男性ならではの目線で、女性に着けてもらいたいイメージをセレクトに投影しています。女性だと直感的というか、可愛い、綺麗で選びがちなところがありますが、ユニークなデザインが多いGabriella Kissでは、いろいろなお客様に楽しんでいただけるような、ちょっと珍しい石や、これ気に入ってくれる人いるかなと、ちょっとした好奇心で選んでいたりもするので、選ぶ側としては初めて見る石の使い方だったり、着けてみようかなと興味を掻き立てられます。

手元に好きなリングがあるだけで、ネイルの色を考えたりケアをすることも楽しくなってきます。自然と向上心も引き出してくれますし、やはり所作も変わってきます。ぼーっと色を眺めているだけでも癒されます。いいことだらけですね。そして、世の中的にも、今はより必要とされるもののような気がします。かなり先の目標ですが、Gabriella Kissのリングはおばあちゃんになってより一層素敵につけていたいです。

ONLINE SHOPにて新しいアイテムも展開しております。是非お気に入りに出逢えますように。

Gabriella Kiss

Text : 上野