物には使う人の物語が宿る。ましてや、身につけるものはその最たるもの。いま傍にあるジュエリーは、あなたにとってどんな存在ですか?
あのネックレスをつけたいから、今日はこの服に決めた。
何を贈るかと迷う姿は美しい。相手を思う時間がくれる幸せ。
真新しいソレはまだよそよそしく、その輝きは恋の始まりのように私の心を浮き立たせた。今ではすっかり私の日常に入り込み、私はもう自分がふさわしいかと疑うこともない。時を経て、しっとり艶を帯びたジュエリーは、私の一部になった。ゆっくり、時間をかけて。
Conversation piece. 話しかけたくなるジュエリー。
ジュエリーは、小さな魔法使いだと思う。
ジュエリーをプレゼントするって実はとても難しい。その人のことをちゃんとわかっていないと決められない気がして。でも、考えた分だけ、相手にまた少し近づけているのかもしれない。
無口なのに、時に誰よりも雄弁で。いつもの気持ちをギフトに託して。
Less is More.をいつも胸に。欲しいのは、本当に大切にできるものだけ。
皆さま素敵なクリスマス、そして年の瀬をお過ごしください。
Text : SOURCE objects
Special Thanks : Yuko Mori(@yukom075)